社会福祉法人きらきらのホームページへようこそ!
振り返ってみますと、7名の右も左も分からない者が、その時の私たちが置かれている社会福祉というものの現状に矛盾を感じ、何をしようか、何だったらできるかの行動を起こしたのが平成14年、平成15年4月、障がい者の制度が変わり、支援費という制度が始まりました。この制度のもと、わずか10数畳広さの2部屋の小さな民家を借りて、知的障がい者のデイサービスと児童デイサービスの指定を受け、本格的に活動を始めた時のことが、つい最近のことのように、あっという間に過ぎた月日を懐かしく思います。
そして、平成21年10月、社会福祉法人きらきらの認可を受け、平成22年4月、特定非営利活動法人として活動してきた全事業のすべてを社会福祉法人が継承し、さらに取り組み強化を図ってきました。
現在約150名を越える方たちに対して、何らかの形で関わらせていただいていますが、みなさんが住んでおられる地域も広範囲の状況の中で、可能な限り身近な地域で生活を送ってもらうことも念頭に置き、平成27年4月には、荒尾市原万田に「サポートセンターSun☆フラワー」を開所することができました。さらに、身近な地域で生活を送ることができるよう、全力で取り組んでまいります。
さて、私たちの法人は、「社会福祉法人」として行う「社会福祉事業」より、力を入れている事業があります。それは、「人財育成」です。
私たちの取り組みは「人対人」です。働く職員が何を考え、何を思い、どのように行動するかで決まってきます。「できない」「無理」ではなく、どうしたら「できる」のかを考え、それを行動に移すことが大切です。満足していただけるサービスを提供していくためには、職員一人一人が、自分の役割・そしてこれからの役割等を考え、自ら行動に移す・「人財」こそが、法人として一番の財産であり宝であるという考えを基に、「働きがい」があり、「働きやすい」職場環境の整備等、福利厚生の充実を図りながら、地域に貢献する人財を育てていくことを第一に考え取り組んでいきます。
そして、私たちの役割を必要とする方々に精一杯の想いを届け、当法人の理念「夢・輝き・実現」、夢を輝きながら実現させるために、身近な地域で、「きらきら」を必要とする人たちの輝く笑顔をみるために、役職員一同頑張ります。今後も引き続き、一層のご支援ご協力を賜りますよう、心よりお願いいたします。
名 称 | 社会福祉法人きらきら |
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設 立 | 2009年(平成21年) |
代表者 | 理事長 西山 敏雄 |
所在地 | 〒869-0222 熊本県玉名市岱明町野口字塚原666番 |
TEL | 0968-57-5755 |
FAX | 0968-57-5766 |
URL | http://www.shafuku-kirakira.com |
事業内容 |
就労移行支援事業・就労継続支援B型事業・生活介護事業 障がい児通所支援事業・居宅介護事業・行動援護事業 重度訪問介護事業・同行援護事業・共同生活援助事業 相談支援事業・日中一時支援事業・移動支援事業 |
平成14年5月 | 福祉の夢を語るメンバーで山登り |
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平成14年11月28日 | 『特定非営利活動法人きらきら』認証 |
平成14年12月2日 | 『特定非営利活動法人きらきら』成立 |
平成15年4月1日 |
知的障害者デイサービス事業 児童デイサービス事業の熊本県の指定を受け事業を開始 |
平成15年5月7日 | 訪問介護事業(介護保険)の熊本県の指定受ける |
平成15年5月23日 |
児童居宅介護事業 知的障害者居宅介護事業 身体障害者居宅介護事業 熊本県の指定受ける |
平成16年1月30日 |
熊本県の特定非営利活動法人としては初めて 知的障害者地域生活援助事業「いちばんぼし」の指定を受ける |
平成17年2月1日 |
法人事務所・知的障害者デイサービス事業所 訪問・居宅介護事務所 玉名市六田地区へ移転 |
平成17年4月28日 | 2つ目のグループホーム「にばんぼし」の指定を受ける |
平成18年10月1日 |
障害者自立支援法の施行により、各事業の指定を受け事業を開始 「生活介護」「就労継続支援B型」「児童デイサービス」 「居宅介護」「重度訪問介護」「行動援護」 一体型「共同生活援助(グループホーム)」「共同生活介護(ケアホーム)」 玉名地域生活支援センター「相談支援」の指定を受ける 「日中一時支援事業」「移動支援事業」を玉名市他から受託 |
平成19年4月1日 | 「就労移行支援事業所」の指定を受ける |
平成21年10月30日 | 『社会福祉法人きらきら』設立認可 |
平成21年11月5日 | 『社会福祉法人きらきら』成立 |
平成22年3月31日 | 特定非営利活動法人きらきら解散 |
平成22年4月1日 | 『社会福祉法人きらきら』が、特定非営利活動法人きらきらの事業をすべて継承し、合計10事業の指定を受け、事業を開始する |
平成22年4月30日 | 多機能型事業所「生活支援センターきらきら」センター竣工【施設整備国庫補助】 |
平成22年6月1日 | 法人本部・生活介護事業所等を玉名市岱明町野口(センター)へ移転 |
平成23年5月1日 |
児童デイサービス事業所を玉名市岱明町野口(センター横)へ移転 「ケアホームみらい(短期入所併設)」オープン 【平成23年度熊本県障がい者福祉施設整備費補助】 相談支援事業所「玉名地域生活支援センター」の名称を「コミュティーセンターりんくる」に変更 |
平成24年4月1日 |
「グループホームかがやき」オープン 【平成25年度熊本県障がい者福祉施設整備費補助】 |
平成26年5月1日 | 「同行援護」の指定を受け事業開始 |
平成26年9月15日 |
多機能型事業所「サポートセンターSun☆フラワー」 新築工事着工(荒尾市原万田)【平成25年度本熊県障がい者福祉施設整備費補助】 |
平成27年1月19日 | 「グループホームめぶき」新築工事着工(玉名市岱明町) |
平成27年4月1日 | 多機能型事業所「サポートセンターSun☆フラワー」オープン(荒尾市原万田) |
平成27年6月03日 | 「グループホームめぶき」新築工事 竣工(玉名市岱明町) |
平成27年7月01日 | 「グループホームめぶき」オープン(玉名市岱明町) |
平成27年11月29日 | 「グループホームコピット」新築工事 着工(荒尾市原万田) 【平成27年度熊本県障がい者福祉施設整備費補助金】 |
平成28年3月24日 | グループホームコピット新築工事 竣工 |
平成29年12月13日 | 「地域密着型特別養護老人ホーム サポートハウスきらきら」新築着工(玉名郡南関町) 【南関町介護基盤緊急整備特別対策事業補助金】 |
平成30年8月20日 | 「グループホームコピット」オープン |
平成30年10月15日 | 「地域密着型特別養護老人ホーム サポートハウスきらきら」新築工事 竣工(玉名郡南関町) |
平成30年3月31日 | 就労支援センターほし:就労移行支援事業 廃止 生活支援センターきらきら:居宅介護・行動援護・同行援護・重度訪問介護事業 廃止 |
平成30年11月1日 | 「地域密着型特別養護老人ホーム サポートハウスきらきら」オープン(玉名郡南関町) |
(1) 利用希望者は原則として利用を断らない。
県の指定を受け福祉サービスを提供する場合、そのほとんどに定員という考え方があります。ということは、数に限りがあるということです。福祉サービスの場合は、これは原則あってはならないと思います。「あそこの○○がおいしい」などの食べ物などは、その商品に限りがあったとしても構わないと思いますが、福祉サービスの「活動する(仕事)」、「入浴等の生活支援」など、「定員がいっぱいなので」などの理由で、その人の生きる(生き)いる)という支援を限定にしてはならないと思います。ましてや障がいが重度だからというのはもってのほかです。
「きらきら」は、「きらきら」を必要とする人たちにどうしたら役にたてるか前向きに考えていきます。
(2) QOL(生活の質)の向上を目指して…
今まではADL(日常生活動作)の向上を目指して、治療や訓練などの療育が行なわれてきました。しかし、ADLを高めることも大切ですが、それが決して最終目的ではありません。QOL(生活の質)を)めることが重要だと思います。可能な限り日常生活や社会生活のあり方を自分自身で考え決定し、人間として満足できる豊かな生活を送れるように取り組んでいけるように応援をしていきます。
(3) 自立とは・・・
社会的自立や、経済的な自立など自立といってもさまざまな面が考えられます。健常者と言われる方たちも「周りの人達の協力なしで、依存しないで一人で生きていく」ことはできないのではないでしょうか。すべての人が色んな形で色んな人達に見守られ、助けられ、協力をしてもらいながら生活しているはずです。ということは、福祉サービスを適切に利用しながら生活していくことも「自立」と私たちは考えます。地域の見守り(ボランティア)を大切にしながら、私たちは専門家としての支援を行いながら、彼らの社会的自立をお手伝いします。
(4) 頑張りましょう!
障がいの発症はさまざまでしょうが、なんとなく発達の遅れに気づかれ、「まさか」と思いながら不安の日々を送ってこられ、諦めではないが「我が子の発達の遅れ」を認知でき、ただ本人の将来を考えたとき、今までは「施設」ということでしか考えられなかった。また、「この子の行く末は」「私たちがいなくなったら・・」との思いはすべての保護者に共通する悩みではないかと思います。本人達は何を思っておられるのでしょうか。「うちの子はわからん」と決めつけずに「この子も本当はこういう生活が送れたらいいのにな」との希望をもつことも大切ではないでしょうか。そして、その思いを言葉に出していくことも大切でしょう。その代弁者が保護者です。当然本人たちも意見をどんどん述べて欲しいです。言い続けなければ世の中は動かないし、何も変わりません。そして、自分たちが望む生活が送れるよう、一緒に頑張りましょう。
(5) 「きらきら」も頑張ります!
私達は入所施設が必要ないとは思っていません。入所施設は、①療育や就労などその人の社会復帰を図る手段など訓練としての役割、②その人の社会的環境などを考え一時保護的役割等、本来の機能を果たすことでの必要性では、ある意味では絶対必要と思います。しかし、私達が目指すのは地域といわれる場所で暮らすことが可能な障がい者は、「当然地域の中で暮らすべきだ」ということです。
私達は入所施設の中で働いてきて、常に現場で「この人達は施設で一生が終わるのか」「これでいいのだろうか」と疑問を感じてきました。地域で保護者からある意味での自立を図りながら暮らすことはできないか、いや暮らすべきだとの強い思いで立ち上がりました。前に少しずつでも、一歩一歩進むだけです。しかし、たまには、立ち止まったり、後戻りをしているかもしれません。今の自分たちの進んでいる方向が正しいのか、本人たちの思いは何か、常に考えながら時には軌道修正を図りながら、取り組んでいきます。頑張りましょう!
「きらきら」の考えは、子どもから大人まで一貫した支援体制を取りたいという思いです。「親亡き後」「ゆりかごから墓場まで」という考えをもとに、障がいを持った方達およびその家族が安心して在宅や地域での生活を送っていただきたいという切なる思いで頑張っていきます。